幼児教育学科

子どもから社会がみえる。


● 学科の特徴

 わが国は、20世紀の後半に急激な経済的発展をとげ、物質的な生活は世界の人々がうらやむくらいに豊かになりました。しかし、経済優先、物質優先のなかで、わが国の人々は人間本来のあり方を見失ってきたともいわれます。子どもたちもまた、そのようななかで、さまざまな発達上の問題をひきおこし、青少年による心の痛む事件が続発しています。
 21世紀は、大人も子どもも人間として「心豊か」に生きることのできる時代、すべての子どもが人間として尊重され、自分らしく輝いて生きることのできる時代にしたいものです。経済優先から人間尊重、物の時代から心の時代へと、今、パラダイムの転換が求められています。
 幼児教育学科は、創設以来、「ヒューマンリレーション」を理念としてきました。そして、教員と学生との人間的交流を大切にし、幅広い教養と実践的指導能力を身につけた人間性豊かな幼児教育者の育成に努めてきました。このような伝統を大切にし、新しい時代の要請にこたえられる人間の育成をめざしています。


● 学生生活について

 幼児教育学科は、学生の自主・自律の生活を尊重しながらも、より充実した学生生活をおくれるように次のことをしています。
1 1年次の4月に研修旅行に出かけます。わずか1泊の旅行ですが、オリエンテーションを通して大学生活のこと・学科のことをよりよく知ることができるとともに、教員と学生、学生相互の親睦が図られます。
2 1年次40名の学生を8つのグループに分け、1グループ5名の学生と1名の専任教員からなる「生活班」を作ります。生活班の教員は勉学や生活上のさまざまな相談の窓口になります。また、2年次の学生の相談の窓口は学生がみずから選んだゼミの教員です。このように学生が困った時にすぐに相談できる体制が整っています。生活班とゼミを通して、教員と学生の交流は勿論、1年生と2年生の交流も生まれます。
3 学校行事である体育祭に、幼児教育学科は学科をあげて燃えます。また、学友祭には、学科として参加するだけでなく、ゼミの発表や作品展示も行います。
 幼児教育学科は、学生と教員、学生相互の結びつきが強いです。個性豊かな教員と明るく愉快な学生たちがきっとあなたの学生生活を楽しいものにしてくれるでしょう。


● アドミッションポリシー

 どの子も、その内部にすばらしい「タカラモノ(可能性)」をもっています。ある子は比較的みつけやすいところに、ある子は深くみつけにくいところに。幼児教育とは、そのような子どもの中にしまい込まれている「タカラモノ」を掘りおこし、はぐくみ、育てていくロマンにみちたすばらしい仕事です。
 そのためには、幼児教育に携わる人自身が、自分の「タカラモノ」を発見し育てながら、自分を豊かにしていく必要があります。幼児教育学科は、自分をしっかりとみつめ、いろんな可能性にチャレンジして、自分を豊かにしていこうとする学生を求めます。
 教育という仕事は、教師が子どもをよりよく育てていくことであるとともに、子どもから学びながら、教師が人間として、職業人として自ら成長していくことでもあります。それは同時に、まわりの仲間一人一人を、かけがえのない存在として認識し、互いにたすけ合いながら、共に育っていくことでもあります。幼児教育学科は、子どもや仲間を大切にし、まわりから謙虚に学ぶことのできる学生を求めます。
 幼児教育学科で子どもや仲間とともに、夢をはぐくみながら、「自分さがし」をしてみませんか。きっと、新しい自分が見えてきます。


● カリキュラムの特徴

幼児教育は、人間についての多くの研究分野を基礎とした、幼児の人間形成にかかわる総合的な学問です。幼児教育学科のカリキュラムは、次のような特徴をもっています。

  1. 教育学・心理学・保育内容・音楽・美術・体育等バラエティに富んだ専任教員の専門性を核にし、多くの非常勤講師等の協力も得ながら、近年の人間諸科学や芸術文化の発展を考慮してカリキュラムが編成されています。さまざまな学生の知的好奇心に十分こたえられる多くの科目から成り立っています。
  2. 実践的な指導能力を身につけるため、現場との結びつきを大切にしています。その代表例が教育実習で、本学付属幼稚園での実習、学外の幼稚園での実習が体系的に組まれています。また、授業の必要に応じて、キャンパス内にある付属幼稚園で観察や実践をしたり、学外のさまざまな保育施設等に見学に出かけることもあります。
  3. 学生の主体性を尊重し、学生がそれぞれの興味や関心により希望の教員を選んで専門的研究を集中的に行うゼミナール(幼児教育総合演習A〜H)をもうけています。少人数ゼミを通して深く学ぶことにより、学問の楽しさを知るとともに、生涯にわたって主体的に学習していく力が育つように配慮しています。


● 取得できる資格

 幼児教育学科のカリキュラムを履修し必要単位を修得すると、幼稚園教諭二種免許を取得することができます。
 また、2年次に各都道府県で実施される保育士資格試験に合格すれば、保育士の資格も取得できます。


● 卒業後の進路

 最近の厳しい就職戦線にもかかわらず、ここ10年来ほぼ100%に近い就職率です。これは、卒業生の多くが、幼児教育の現場をはじめ各方面で活躍しているおかげでもあります。
 平成14年3月卒業生の進路は、図の通りですが、ここ10年来7〜8割が幼稚園等の専門職に進んでいます。これは、他の大学や短大の幼児教育学科に比べて、高い割合です。また、一般企業に進む学生も、毎年一定の割合おりますが、ヒューマンリレーションの理念を生かして活躍している者が多いです。さらに、四年制大学に編入する学生もいます。


STUDENT'S VOICE
横田 久美子さん
幼児教育学科 2年
 幼児教育学科では、様々な角度から子どもと向き合い、豊富な教養科目と合わせて自らの知識や理解を深めていくことができます。子ども達と共に感動したり、喜びや楽しみを共感できる教育実習やお楽しみ会(劇やペープサート等)は、よい経験と発見の場になっています。信頼できる仲間と一緒に充実した毎日を送っています。






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