

「話してみよう韓国語」第3回 新潟大会
◇日時:2012年2月26日(日)午後1時〜
◇会場:新潟県立大学(1313講義室)

津波のあと李光洙
子供たちが 海辺で 砂をほる 砂から 水がわく 湖になり 川になる
もっと水が あればいいな 子供たちは 運河をほる かぎりなく大きな 満ち潮がくるまで
運河工事が 終わるよりさき 大水が 運河をおそう 湖があふれる 川があふれる
洪水がおきた 津波だあ 砂の城が みんな流されちゃうよ 子供たちは 小さな手で 一生懸命ふせごうとする
子供たちは とうとう 音をあげて この場所を あきらめる 潮が引いたあと 運河のあった場所は まだしっとりと濡れている
子供たちは どこで また あたらしい湖と 川と 運河を ほるのだろうか 満ち潮は あの高い波のうえで 永遠の歌をつぶやいている (原題:満ち潮で) |
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1937年6月7日 李光洙は同友会事件で多くの仲間たちといっしょに検挙されました。12月には病気悪化のため病保釈で京城医専病院に入院。かれは病床で弟子の朴定鎬に口述して詩を作りました。 翌年の『三千里文学』1月号に載ったこの詩が、その時に病床で歌われたものかどうかはわかりません。しかし、この詩には、津波に襲われた子供たちのように非力な自分たちの運命への嘆きがこめられているように思われます。 李光洙の対日協力行為が始まるのは、このあとのことです。李光洙たちにとって、総督府の権力の横暴は、津波のように人力ではふせぐことのできないものだったのです。 (2011年3月20日 ) 東日本大震災(2011年3月11日)の津波のあとで |
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