M記者
平成18年2月8日(水)13:00より本学1313講義室で、専攻科の特別研究発表会が行われた。専攻科での2年間の集大成としての発表である。テーマは食べ物を中心とした食品科学、栄養科学、健康科学の内容であった。1人の発表時間は、発表10分、質疑応答3分であった。会場から、多くの質問があり盛況に感じた。学生の堂々とした発表、質問に対する受け答えも、確かなものであった。学長、局長をはじめ、学内教員、専攻科学生、学科専攻学生を含め50人以上が聴講していた。さながらミニ学会であった。学生の堂々たる発表は、2年間の学生生活の中で最も重要な(比重が大きい)研究に取り組み、成し遂げた自信から来るのではないかと思う。1つのことをやりとげた充実感から生まれる自信は、学生の今後に大いに役立つことであろう。
終了後、専攻科1年生主催の懇談会が催された。菓子と飲み物の簡単な茶話会であるが、専攻科学生と指導教員とふれあいの場にはそれぞれの思いが溢れ出た。学生は、充実した気持ちと安堵感に充ち満ちていた。2年間を振り返り、感極まり、涙を流している学生も大勢いた。専攻科の2年間は4年制大学の学生には分からない、計り知れないものがある。学位授与機構による論文審査(4年制大学の卒業論文にあたる)、その後筆記試験を初めて突破して学位が授与される。4年制の大学に入学すると、決められた卒業単位を習得し、学位が取得できることとは少し異なる。うまく説明できないが、大変である。だからこそ、こみ上げてくるものがあるのだと思う。自分たちが、今どんなに輝いているか、輝かしいかは気づかないであろう。今の気持ちを心の片隅に常に置き続け、大海原で氷山を乗り越えながら活躍し続けて欲しいと願う。
貴女ならやれば出来る!努力、努力、努力、それこそ貴女自身の自信の源になるのだ!
M記者犬
我が輩は(M記者宅居候)犬である。主人が十数年前に卒論発表会たるものを経験したのを聞いたことがある。それはもうひどいもので、緊張はする、話していることは支離滅裂であったと我が輩は記憶している。それと比べるのは失礼な話しだが、堂々とした専攻科の学生は立派であった。すばらしい、ワン!
欲を言えば、我が輩のレベルに合わせて頂けるとありがたかった。2年間の研究で多くのことを得たということもあるが、内容が盛りたくさんであった。我が輩のような落ちこぼれには、ちとレベルが高すぎる。初めて聞く人にも、我が輩のような犬にも、すぐ理解できるような内容発表を心がけて頂ければと思う。ワン、ワン、ワン!
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